2012年12月30日日曜日

大きな独り言

今日、久しぶりに娘の剣道の試合を嫁はんと二人で見に行った。

 娘は春にぎっくり腰になって、今まで試合に出ていなかったのだ。

 約半年のブランクだ。

 まあ、ぎっくり腰がよくなって試合に出られただけでも良しとするべきだろうが・・・・・・・。

 そんな気持ちは試合が始まると吹っ飛んでしまった。


 ”始め!!”の声で軽やかな動きで試合が始まった。

 心配していた腰の動きも足の動きも竹刀の振りも以前と同じ様だ。

 これなら行けそうだ。

 竹刀のぶつかる音とかけ声が小気味良い。

 ・・・とその時、白旗が上がった。

  
 どっちが勝ったのか??

 どうやら娘が一本取られたらしい。

 あまりに早くて、面か小手か分からんかった。

 すると嫁はんは俄然ヒートアップしてきた。



 娘が小手を打ち込んでも”一本”と言われないと「今の入ってたんじゃないの!!」と周りにも聞こえるような大きな声で独り言を言うのだ。

 さらには、審判が旗を揚げようかどうかと迷っていると、「なに迷っとるンや!!」と言い、さらに3人の審判の判断がバラバラだと「今日の審判はアカンなーー」とこれまた大きな声で言うのだ。

 

 こうなるともう試合どころではない。

 周りを気にせずに人にも聞こえるような大きな声で独り言を言うのだ。

 オラは嫁はんの横に座って観戦していたのだが、逃げ出したい気分だった。


 結局、娘は一本も取れずに敗退してしまった。


 けど、嫁はんよ、娘の腰が治って初めての試合やったんやで、試合が出来ただけでも良しとしようやないか。



 これが最後の試合じゃないし、これからもいっぱい見れると思うよ・・・・・・ネ。



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